BOOK3久しぶりの休日
2010年5月28日ABCホールで芝居を観に行った帰り道。きょうの夕方の六甲方面の空は、まるで秋の空のようなうろこ雲が夕映えに染まっていた。何だか不思議な景色。でも、心がホッと落ち着く景色。きょうは『1Q84』の「BOOK3」を読了。先週の日曜日に購入したから、6日かかった。本当は23日で読み終えるはずだったんだけど、今週は何かと忙しくて、思いのほか本を読む時間が取れなかった。天吾と青豆のチャプターが交互に繰り返された1巻目2巻目と違って、今度はそこに「牛河」の章が加わる。そんな若干の変化はあるものの、印象を率直に言うと、前2巻とはうって変わって、何も大きなことが怒らない3巻目。(俄然動きが出てくるのは、504ページくらいからの残り100ページ。)村上春樹流に言えば、「キプロスの深度1万キロの海底の砂に何も動きがないくらい」事件が起きない。しかも、登場人物たちの行動範囲がかなり狭い。村上春樹流に言えば、「空気さなぎの中で猫が静かに息をひそめている」くらい動きがない。だからこそ、最後の最後に天吾と青豆の2人が取る行動がとても効いてくるんだけど。完結しているような、まだ話が続いていきそうな、そんなアンニュイな結末にも好みが分かれるだろうなぁ。それにしても、去年2冊が発刊された時にこの日記にも書いたけれど、今どきこの時代に、そこそこボリュームのある本がこれほど売れるのはちょっと信じられない。きょうも梅田のあちこちの書店で「現在売り切れ。近日入荷予定」の貼り紙を見かけた。果たして、「BOOK4<1月3月」はあるのかな??ところで最近実生活でも「独り言」が多くなってきたので、いっそのことツイッターを始めてみようと思い、アカウント取得に動いた夜。自分自身のつぶやきはさておき、とりあえず知人のフォローをいくつか設定。あすは早朝6時からの勤務なので、今夜はそろそろ
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